2011年5月31日火曜日

樫原の棚田散策

今日の午前中は、樫原の棚田調査に向けた下見に行ってきました。
標高差が200mもある棚田エリアを、車も使いながらも上へ下へと歩いたので足がだるいです。
樫原をうろうろしている途中に見つけた風景を紹介します。

大きな音を立てて、水が用水路を流れています。
台風2号の影響で上勝町福原旭では、200mmを超える大雨が降りました。
この雨は恵みの雨になり、水が少なく田植えができなかった田んぼでは、急ピッチで準備が進んでいます。
恵みだけを残してくれて、よかったよかった。

用水路から田んぼへ水を引いているといは、竹どいです。
風流というかわびさびを感じます。

樫原の棚田は、小さな尾根や谷にまたがって分布しているので、立つ場所を少し変えるだけで、
見える風景がどんどん変化し表情を変えていきます。
ですが、棚田の風景は上から眺めましょう。 
なぜなら・・・

下からみると、ただの山


でも!上から見ると

あら、きれい。
棚田は上から見ましょう!

2011年5月28日土曜日

棚田と酒とキキとララ

今日はNPO法人郷の元気さんの酒米田植え体験に参加しました。

あいにくの雨日和でしたが棚田にとっては恵みの雨!

田植えを終わったそのとき、棚田に「メェ~」と響く謎の声・・・








田植えのお約束、田んぼダイブした誰かの悲鳴なのか?!
正体は棚田の地主さんが飼っている「キキ」と「ララ」でした♪

生後三ヶ月の男の子と女の子は知らない人にも興味津々!

2011年5月25日水曜日

アメゴの骨酒を作ろう! 試飲篇

森さんに捌いてもらったアメゴをさっそく焼いてみました。



塩を全く使っていない方(左)は案の定ボロボロ・・・・
ただ塩をまぶすだけでこんなにも焼き上がりが違うなんて、デキるな!塩!
弱火でひたすらじっくり焼いて、ちょっと熱めの日本酒にドボン。


左が塩なし、右が塩(伯方産)を小さじ一杯まぶしたアメゴ入りの骨酒です。

塩なし(左)はボロボロだけど、よーく焼けてるのでいい狐色が出てます。
飲むと香ばしい香りと魚の油で、お酒にまろやかな旨み。浸かっている魚を
食べてみると酒臭くて特別美味しくはありません。まさに骨酒。

塩あり(右)は塩が効いて焼きが甘い分、色は薄め。お味の方は・・・


からっ!!!!!!!!!


うーん、これはちょっと飲めたものじゃないです。お酒じゃなくてこれはもう
完全に別の飲みものになってしまってます。
下ごしらえのときに塗す塩を大さじから小さじ一杯に減らしてこれですから、
アメゴ養殖場のオーナーの方のレシピが正解という結果でした。


教訓 「経験者の話はちゃんと聞こう!」


ただお酒に浸かってるお魚の方は大変美味でした。こちらは「骨酒」では
なく別の「食べ物」として美味いという瓢箪から駒の結果が得られました。

おわり。

2011年5月24日火曜日

アメゴの骨酒を作ろう! 下ごしらえ篇


 今朝仕入れたアメゴを、学舎スタッフ森さんが下ごしらえしてくれました。

今回は骨酒用に腹開き、みりん干し用に背開きしたものを作ります。
森さんの包丁捌きに感心しながら、私はただ見てるだけ・・・


アメゴを分けてくれた方が教えてくれた上勝レシピでは、骨酒用のアメゴには
ほとんど塩は使わないそうです。
しかし我ら上勝学舎は学究の徒!地元レシピを聞いてただハイそうですか、
と言っちゃぁ大学の立つ瀬がありません!!

今回は塩を使うか使わないかで食味の違いを確かめて見ることにしました。
片方は塩無しで、もう一方は塩を小さじ一杯使って焼き比べ食べ比べます。
塩が効いているとお酒の味が落ちるのではないか・・・という仮説。


みりん干しの方は、しょうゆ・みりん・酒を2:1:1で割って漬け込みます。
役に立たない私、宮井は漬け汁の計量だけやらせてもらいました・・・
みりん干しのアメゴは乾きやすいよう、背開きにするのがミソだそうです。

つづく。

あめごアメーゴ!

今日は朝から八重地集落の方にアメゴを分けてもらいにいきました。



川沿いの生簀(いけす)でアメゴは養殖されています。
今日はちょうど雨上がりで、沢の音と冷気がとっても気持ちいい。

高丸山のブナ林から注ぐ天然水を惜しげもなく使用。

群れを成して泳ぐアメゴたち。友達が多そうで羨ましい!

じーっと見てると・・・ちょっとお腹が減ります。

 オーナーの方が網で取ってくれました。獲ったどー!

タライには電気が流れていていて、元気なアメゴも一発でぽっくりです。

うーん、これは美味そうだ。
つづきは上勝学舎スタッフ森さんのアメゴ料理教室で!

2011年5月23日月曜日

第1回棚田撮影会

今日は朝からずっと13度のまま気温が上がらず、季節が逆戻りしたような上勝です。

昨日は写真をとることが大好き仲間が集まって、棚田撮影会を開催しました。
お天気が心配でしたが、日頃の行いがよかったようで(?)、霧雨で持ちこたえてくれました。

さて、みなさんの写真撮影の様子をお伝えしよう!と思ったのですが、
私も風景ばかりを撮っていて、参加者の方を撮影していませんでした…。
へたっぴな私の撮影技術では、美しさが十分に伝わらないかと思いますが、
昨日の田野々、樫原、八重地の風景をお楽しみください。
今後、撮影ポイントや撮影がうまい方の作品も紹介したいと思っていますので、お楽しみに!
次回は6月下旬ごろ、開催予定です。


緑が鮮やかになってきた田野々

樫原の棚田では棚田オーナーさんが田植え中

水が張られた八重地の棚田

おまけ あざみの蜜を吸いにきたイチモンジチョウ(かな?)

2011年5月20日金曜日

そうさ、俺は射手座の男。

トポス彩2007に続き、上勝町内に点在するアートスポット巡礼第二段の今回は
傍示地区にある射手座造船所を探索してみた。

傍示地区は上勝町を横断する県道16号線からやや山間に入った場所にある
静かな山村だ。そんな場所に一体なぜ造船所が?

 傍示地区の目印は正木地区からトンネルを抜けた直後の巨大な壁画。それ
を右折して廃校を利用した町営住宅が見えたら大当たり。
あとはただひたすら看板を信じて進むだけ。大丈夫だ、問題ない。

10分も登れば射手座造船所(Sagittarius Dockyard)が見える。私にも見えるぞ!

製作指揮は著名な芸術家であり、東京芸大教員でもある日比野克彦氏。
読めば航海のロマンをかきたてる、ちょっとイカしたたて書きだ。


 船体まではウッドチップの道が続く。脚部不安の競走馬にも良さそうだ。

よく錆びたアンカー。
オブジェ内での怪我は自己責任なので、お子様連れの方は御注意を。

船底への扉は、よくよく見ると浸水しそうな造りだ。

日当たりのよさそうな船室だ。でも入れない。

 艦橋も残念ながら入れない。覗いてばかりいると何か後ろめたい気分になる。

 船首と言えばコレ。いい歳の大人も、ロマンの海の前では無力だ。

つづく。

2011年5月19日木曜日

ボウゼのお寿司

こんにちは、お好み焼きでご飯が食べられる方のスタッフ、宮井です。

徳島ではボウゼと呼ばれる海魚の姿寿司がよく食べられるそうです。
ほどよく〆られたボウゼと寿司飯は相性がよく、酸味で元気いっぱい!

写真は婦人グループの方が販売されているもので、お値段は400円。

2011年5月17日火曜日

恵みの雨と棚田情報

こんにちは。森です。

今日の上勝町は昨日に続いて雷雨です。
今日は昨日よりも豪快に雷がゴロゴロピカピカしています。
大きい雷が鳴ると、ドアや窓がガタガタ音を立てます。
阿波弁で言う、「おとろしい」天気です。

今日は八重地と樫原の棚田情報をお伝えします。
棚田の位置(緯度・経度)を測定するために、GPSとカメラを片手に雨の止み間を狙って行ってきました。
このデータを基に、棚田周辺の地形図や土地利用図を購入したり何枚かの地図を重ね合わせます。


まずは八重地の棚田です。
棚田に水が張られ、稲苗も大きく育っています。
周囲の山からは霧が立ち上がり、空に浮かんでいるような感覚になります。
田んぼの周りにはアザミがきれいに咲いていました。


樫原の棚田にも水が張られ、とてもきれいです。
雨の中、田んぼで作業をされている方が多くいらっしゃいました。
雨が降ったせいか、もう5月中旬だというのに肌寒い気温です。

2か所の棚田では着々と田植え準備が進んでいます。
きれいな風景を見にぜひ観光、写真撮影にお越しください!
田植えに参加したい!という方は、正木地区の棚田で田植えイベントが開催されますので、ぜひこちらへお越しください。

2011年5月11日水曜日

泥鰌じゃないよ!土壌だよ!

Iターン農家といろどりの基金訓練生が、畑の土壌分析をしています。
pH5.9 の酸性土壌に石灰を大量に撒くか、いっそ灰を盛るか・・

2011年5月7日土曜日

高丸山のお祭り

5日の山開きウォークはは高丸山のお祭りに合わせて行われました。
山伏姿の神主さん(?)が難しそうな祝詞をあげています。
お神輿を担ぐのは高丸山のある旭地区の若い衆、「座あさひ」のみなさん。
すり鉢状になった会場で、御神輿が観客の目の前まで勢いよく練り歩きます。
勢いよすぎて避けないとぶつかりそうになります(笑)

高丸山、山開き!

こんにちは!上勝学舎スタッフの宮井です。

5月5日に学舎スタッフ全員(森さんと二人ですが・・・)で、高丸山 千年
の森さんの山開きイベントのお手伝いに行ってきました!
http://www.1000nen.biz-awa.jp/
高丸山は標高1438mですが、1000mぐらいのところまでは車で登れます。
実質400m余りの登山は一時間程度で、初心者の方でもOK!

10名ぐらいのグループ4班に分かれ、ガイドさんの説明を聞きながら登ります。


私の班には80歳の方もおられましたが、山登りは経験がものを言います。
ぐいぐい登って行かれるので私はただ付いて行くだけで必死・・・

あちこちでゴロゴロ岩が出ているのと、結構勾配があるのでミドルカットか
ハイカットの靴を選ぶと安全です。

この季節はアケボノツツジが見頃です。見えますか?!

途中、ところどころに鹿の食害にやられている木を発見。

さぁ山頂です!

黄砂の多い日で剣山はかすかに見えるぐらいでしたが、1500mクラスの山々が
連なる景色は見応え十分ですよ!

この他にも、高丸山 千年の森事務局ではたくさんイベントを主催しています。
15日の上級者向けイベント、高丸山縦走(予約満了キャンセル待ち)など、
ぜひホームページをチェックしてみてくださいね
http://www.1000nen.biz-awa.jp/event/index.html

2011年5月2日月曜日

水にまつわるエトセトラ

連休の中日いかがお過ごしでしょうか、上勝学舎スタッフの宮井です。

今日は春の陽気も手伝ってか、上勝町内で水にまつわる光景を目にしました。

川魚と真剣勝負中のおじさん。リールのない竿を器用に使ってました。

消防団の放水練習でしょうか。こちらも真剣勝負のオーラが漂います。

お出かけの方もそうでない方も、水の事故に気をつけて連休お過ごしください!